それから二回くらい山本君からのメールを読み直すと、じわじわと緊張してきた。


明日なんだ……っ。


私は立ち上がると、よしっと小さく言った。


明日、会って言うんだ……自分の気持ちを。


私は鏡に映る自分を見た。


山本君って、どんな子がタイプなんだろう。きれい系かなぁ?私は……きれい系とは程遠いよ……。


そんなことを考えて、ズーンと落ち込んでしまう。


そして、山本君はきれい系が好き(仮)ということで、コーディネートをちょっと背伸びしてみた。


服を選び終わると、なんだか眠たくなってきて……


そのままベットに寝転んで、夕食まで寝ようと思った。


そしてぼーっとした頭で明日のことを考え始めた。


気持ちを伝えたら、山本君はどんな顔をするだろう……。


迷惑そうな顔?もしかして、うれしそうな顔をしてくれたりして……


私は小さくつぶやいてから、まぶたを閉じた。






「好き……」