君へのキモチ

優菜ちゃんは、話している途中に泣きそうになると、泣いてもいいんだよと言ってくれた。


そうして途中何度も止まりながら、優菜ちゃんに今日までのことを話した。


「……そっか」


私の話を最後まで聞き終えた優菜ちゃんはぽつりとつぶやいた。


「うん……」


優菜ちゃんに話していたら気が楽になってきて、今では涙も止まっている。


優菜ちゃんは、聞いて?と言うと、私の目をまっすぐ見た。


私も優菜ちゃんの目をまっすぐ見つめ返す。


「私は……真実を知るべきだと思う」


優菜ちゃんは優しく、でもはっきりと言った。


「でも……、怖いのっ………」


私は目をふせると小さな声で言った。


「そんなのっ…、逃げてるだけだよ」


優菜ちゃんはベットから降りて私の隣に来ると、強く言った。


わかってるよ?私は逃げてる………本当のことを知る勇気がないんだ。


「私は……弱いから、………」


私はうつむいたまま、乾いた笑いをこぼした。


それは、静かな部屋に小さく響いて消えた。