君へのキモチ

結果はうちの勝利。


山本君はばんばんゴールを決めていたわけじゃないけど、いいところにパスを出したりと、サポートに徹していた。


一生懸命な姿に、結局私は目をそらすことも忘れ、すっかり見入っていた。


「わぁ~勝ったね!」


私が試合中のことを思い返していると、美玲ちゃんが立ち上がって言った。


「うんっ」


私も美玲ちゃんにつづいて立ち上がった。


「……山本君、かっこよかったよね?」


「え……っ」


美玲ちゃんの言葉に私は言葉を失った。


私はぐっと手を握り締めると、


「そ、そうかなっ。あんまり覚えてないなー…あっ、好きな人はかっこよく見えるってやつですかっ?」


精いっぱいの笑顔で言った。


「うそ……き………」


すると、美玲ちゃんは小さな声で言った。


「ん?今なんて…」


「うそつきって言ったの……っ」


私が聞き返すと美玲ちゃんは声を上げた。