君へのキモチ

長瀬君について行くとすぐにグラウンドに出ることができた。


私の苦労って……何だったのかなっ。


私がテンションを下げていると、長瀬君は私を慰め……


てくれるわけもなく、すたすたとサングラスをかけた白髪交じりのおじさんのところに行った。


あれがもしや監督さんかな?挨拶……してもいいかな?


私は小走りで長瀬君と監督さんのところに行った。


私が行くと、監督さんはこちらを向いた。


「君は?」


「あのっ、山本君に誘われてっ……応援に来ました!」


私は背筋をピンッと伸ばして、緊張気味に答えた。


すると、監督さんは豪快に笑った。


「あ、あの……?」


私は反応に困って長瀬君を見た。


しかし長瀬君も驚いたようで、肩をすくめていた。


「すまないね」


監督さんはようやく一息つくと、サングラスを取った。


わ、すごく優しそうな目をしてる……