君へのキモチ

「あいついいやつだから。ただちょっと女が苦手で……」


山本君は、長瀬君の背中を見送りながら言った。


「そうなんですか……」


長瀬君とも仲良くなりたいなぁ……


私も長瀬君の後ろ姿を見た。


「そういえば、お前一人?」


山本君は私のほうを振り返ると聞いた。


あっ……美玲ちゃんっ!


「えっと、一人じゃなくて……」





「芽瑠ちゃーん、お待たせー……っ、」


さっきまでトイレに行っていた美玲ちゃんが、戻ってきたみたいだ。


美玲ちゃんは私の横にいる山本君を見てぴしっと固まった。


「や、やや山本君……」