君へのキモチ

後ろには驚いた顔をした山本君がいた。


「長瀬?どうした?」


山本君は私の隣にいる人を見て聞いた。


はっ……そうだっ!この人同じクラスの長瀬 裕斗(ながせ ゆうと)君だ。


無口でクールなとこがかっこいい!って、前にクラスの女の子たちが言っていたような……


でも私はあんまりしゃべったことないんだよね……


「クラスメイトの、日向芽瑠ですっ!よろしくねっ」


これを機会に仲良くなりたくって、自己紹介を始めた。


「長瀬君のことは……なんて呼べばいいかなっ?」


ふふっと笑いながら聞くと、長瀬君は一言。


「……なんでも」


そ、それだけ……?


すると、一部始終を見ていた山本君が苦笑いをしながら言った。


「俺が誘ったんだ。長瀬が思ってるようなヤツじゃないから仲良くしろよ?」


「へぇ……一哉が、ね」


長瀬君は少し驚いたように言うとそのまま向こうのほうに行ってしまった。