君へのキモチ

「あっ、芽瑠ちゃーん」


「久しぶり~!」


バスを降りると、ベンチに座っている美玲ちゃんを見つけ、にこっと口角を上げながら近づいていった。


うわぁ~!やっぱり美玲ちゃんおしゃれ!


美玲ちゃんのファッションセンスをうらやましく思った。


「ん?どうしたの?」


私が美玲ちゃんをじぃーっと見ていると、美玲ちゃんが聞いてきた。


ふわっと風が吹くと、美玲ちゃんの着ている花柄のワンピースがゆれた。


手にはお花のついたかごバックを持っていて。


極めつけは匂い。


風とともにフローラル系の香りが鼻に届いて、本当に女の子だなぁと思う。


服、子供っぽかったかな?というか、同じ女子とは思えないほどの女子力の差!


美玲ちゃんの隣に立つのが悲しくなっちゃうよ……


「何でもないよっ……いこっ」


そんな考えを振り切るように、私はグラウンドのほうに走り出した。