君へのキモチ

残念ながら隣のクラスな彼の顔が見たくて、


休み時間のたび、優菜ちゃんと見にきてるんだ。


あっ、今こっち向いた………っ!



「芽瑠?おーーい」


はっ、!!


ダメダメ!目が合ったくらいで驚いちゃってたら。


目標はおしゃべりすることなんだから、これくらいのことで喜ぶわけ……



「芽瑠…キモイよ?顔、顔」


ゆ、優菜ちゃんのばかぁ!!


いいじゃないですかっ!ちょっとくらい頬の筋肉がゆるんだって!


やっぱり私に喜びを押さえることなんて、不可能なんだ、きっと。