溺れ愛




俺とちぃの関係を優先すれば、ちぃの家も俺の家もつぶされる。


なんたって俺の父さんはちぃのお父さんの直属の部下だしね。


そんな結果ちぃがのぞむわけないんだ。


それに何より・・・もう一度ちぃを傷けられる可能性があるのであれば、それを潰すまではちぃの元に戻れない。


守れなくて、ごめん。


痛い思いをさせてごめん。


ちぃを、諦めきれなくてごめん。


必ずちぃをもう一度この腕で抱きしめて見せる。


だから、それまでは・・・。


さよならをしよう。


それが一番ちぃを守ることになるのであれば。



『君に従うよ』



だけどね、覚えておいて。


ちぃを守るためなら、


もう一度俺の腕の中に取り戻すためなら、


俺はどんなことだってするよ。


どんなに無謀なことでもね。