溺れ愛




「千愛の机まで・・・」



教室につけば案の定、私の机は落書きだらけ。


クッション替わりにと持ってきていたひざ掛けすらもびりびりに切り刻まれていて・・・。



「なんなのよ、いったい!!」



弥生ちゃんの怒りは爆発寸前。


なんで・・・こんなことされなくちゃいけないのかなぁ。


思いは色々あるけど、まずやらなくちゃ。



「ごめん、弥生ちゃん。良平くんがくるまでにどうにかするの手伝ってくれる?」

「・・・千愛が証拠隠滅することないじゃないの」

「良平くんに心配かけることが私にとっては一番悲しいんだもん」



誰がこんなことしているのか、犯人は分からないけど・・・。


手紙の人と同じな気がするです・・・。



「はぁ。あんたって子は・・・。分かったわ、あたしは新しい机持ってくるわね」



弥生ちゃんはため息をつきながらも手伝ってくれた。


良平くんよりも早めに登校していて良かったです。


と、いうよりも・・・まだ誰も登校してきてなくて良かった。


クラスの人にも迷惑かけるのは嫌です。


関係ない人たちからしたらこんなことが起こっているクラスはきっと嫌だもんね。


少なくとも良い気分にはならないはず。


そのうち嫌がらせが落ち着くのを待つしかないかなぁ・・・。