溺れ愛




「クスッ」



隣にいる良平くんが笑いをこらえられなかったようで・・・。


あう!?


今私をいじめて楽しんでたですね~!!



「もうっ!」

「はは!ごめんね、ちぃ」



やっぱり!!


良平くんのいじわるだ~。



「どしたの良くん?」

「ちーちゃん?」



そんな机の下でのやり取りはママとヨウくんに分かるわけがなくて不思議そうな二人。



「な、なななんでもないです!」



慌てて否定をするけど、ママとヨウくんは頭にはてなマークが出てる。



「ヨウ、あとでちぃとコンビニ行ってくるから先に宿題しててくれる?」

「分かった!姉さん、俺にカフェラテ買ってきて~」

「あ、うん!わかった」



流れで良平くんとコンビニに行くことになった・・・!


ヨウくんにとられちゃと思ってたからちょっと嬉しいです。


・・・だいぶ!嬉しいです~!


久しぶりの良平くんとの時間、心がウキウキ!



「ちぃ、行こうか」



ご飯の後片付けを終えて外に出ると、良平くんが手を差し出してくれた。


なんでかな。


初めて手を繋ぐわけじゃないのに、ドキドキする。


闇夜の中、繋いだ手から心臓のバクバクが伝わってしまいそう。



「なんか変な感じするよ」



暗闇の中に響く、良平くんの声。



「え?」

「恋人になって二人きりで外に出るの初めてだからね」



そっか・・・・。


初めてだ。


付き合うことになったその日に、いろんなことが起きたから。


改めて言われると・・めっちゃ照れるです!!



「ちぃ、照れてるでしょ?」

「わ、わかる!?」

「分かるよ、ちぃのことはね?」



ふにゃあああああっっっ!!


良平くんは卑怯です~。


カッコよすぎるんだもん。