溺れ愛




右には良平くん。


左には武くん。


まさか!自由行動の時間ずっとこんな感じなのです?


弥生ちゃんと結城くんはどうしてるんだろう。



「良平くん」

「ん?」

「お腹すいたし、弥生ちゃんと結城くんも呼んでご飯食べに行こう?」

「・・・そうだね、そうしようか」



せっかくの遠足だからみんなと一緒にご飯食べたいよ~!


このピリピリ感もなんだか堪えがたい・・・。



「武くんもそれでいい?」

「ああ、お前がそれでいいならいいぞ」



武くんが私の頭をポンっと一回。



「気安く触らないでくんない?ちぃは俺のだから」



この攻防戦も一体何度目なんだろう・・・・。


早く弥生ちゃんたちと合流したいです!!



「ちぃ、ちょっとベンチに座って待っててくれる?真人が近くまで来てるけど場所分からないって言ってるから迎えに行ってくる」

「うん!気を付けてね」

「・・・ちぃは相馬に気をつけてよ、頼むから」



良平くんは私をベンチに座らせて額にちゅっとキスを落としてから人ごみの中に消えていった。


・・・ちゅーした?


武くんの前で!?


あうぅ~・・・。



「何百面相してんだ。見せつけてんじゃねーよ」



武くんは私の頭をガシッと固定して自分の腕で私の額をゴシゴシ。


痛いよ~!



「武くん、痛い!」

「汚ねーから拭いてんだろうが。じっとしとけ」



良平くんにキスされたところが汚いわけないのに!


むしろ・・・嬉しいから。



「ちっ、気に食わねーな。んな顔しやがって」



気がすんだのか、武くんは私の横にドカッと腰を降ろした。