溺れ愛



「ちょっと、あんたら変な誤解すんじゃないわよ」



すかさず弥生ちゃんがフォローを入れてくれる。


だけど盛り上がってるみんなには聞こえていないみたいで・・・。



「・・・!?」



武くんに掴まれていた手首が解放されて、ふわりと温もりに包まれる。


・・・誰かなんて、見なくても分かるです・・。



「良平、くん・・・」



私の胸の前には良平くんの腕がガッチリと回っていて、少し苦しいくらい。


良平くんは一体何を考えてるの?



「ちぃは相馬とは付き合ってないから」



頭の上で聞こえてきた良平くんの言葉。



「そなの?」

「そうだよ。ちぃは相馬と付き合ってないよ」



良平くんの言葉にみんなが耳を傾けてる・・・。



「良平!高木さんのこと特別扱いしすぎじゃなぁい?いくら幼馴染でもさぁ~」



ギャルちゃんたちはこの状況が不服なようで不機嫌そう。


どっちみち注目をあびちゃってるです・・・。



「特別だからね、ちぃは。だからそうやすやすと嫁に出すつもりはないよ・・・?」

「!?」



そ、それって一体どういう意味なの!?


みんなに聞こえないように最後にボソッと呟かれた言葉






“俺以外の男のとこにはね”