溺れ愛




急いで良平くんたちの場所まで戻ってみたけど、誰もいなかった。


弥生ちゃんどこにいるんだろう。


なんでこんな時に忘れちゃったのかな。


完全にバカ丸出しです・・・。


良平くんは・・・ギャルちゃんたちと一緒にいるはずだから大丈夫。


きっと結城くんも一緒だろうな。


相馬くんは、心配してないか。


やっぱり弥生ちゃんのこと早く見つけなくちゃ!!


たしかクラスで集合するのは触れあい広場だったからそこでは必ず会えるけど・・・。


あと二時間は自由行動だもんね。


それまで心配かけちゃうのはとっても申し訳ないから、やっぱり探さなくちゃ。



「うぅ~・・いないです・・・」



暫く探し続けたけど、弥生ちゃんの姿が見当たらない。



「ねぇ~、良平!いいじゃない別に。高木さんとはいつも一緒なんだから~」



代わりに見つけてしまったのは良平くんがギャルちゃんと腕を組んで歩いてる姿だった。


良平くんに弥生ちゃんと連絡とってもらおうかな。


あ、でも邪魔しないでって言われちゃったし・・・。


どうしよう。




グイッ




「え?」




後ろから腕を引かれた。




「ったく、チョロチョロしてんじゃねーよ」

「相馬くん。眼鏡は!?」

「あ?あれ伊達だから邪魔だったんだよ。見づらいから」



いつもかけているはずの眼鏡がかかっていなくて、髪も・・オールバックになっちゃってる。


いいのかな。


ばれちゃっても・・・。


もしかして、私のことを探していてくれたのかな・・・?




「あの、探してくれてたの?」

「うっせーぞ」

「いいの?その・・・眼鏡と髪・・・」

「ん?あぁ、俺もあいつと同じ土俵に立とうと思ってな」



同じ土俵?あいつって・・誰だろう。



「あ、弥生ちゃんを探さなくちゃ!!」