溺れ愛




「高木さんかなり分かりやすいですね」

「うぅ~・・・。みんなに言わないでください・・・」



恥ずかしいからぁ~・・。




「心配ご無用ですよ。こんなダサい男に話しかけるのなんて高木さんぐらいなものですから」

「相馬くんは全然ダサくないよ~!とっても甘い香りがするし!」



それに、なんだか話しやすい感じがする。



「やっぱり、変わりものですね。高木さんは」

「そうなのかな!?」



変わりもの・・・。


変人ってことかな!?


あう~。


ますます良平くんに女の子にみてもらえないです・・・。



「おや、髪に何かついてますよ?」



相馬くんがそう言ったから足を止めた。



「どこらへんについてる??」

「ああ、僕がとりますからじっとしていてくださいね」



相馬くんの手が私の頭に伸びて、ふわりと甘い香りが鼻をかすめた。


ん~・・っと、この香りなんだろうって思ってたけど。



「バニラの香りだね、相馬くん!あ、ごごごごめんなさいです!!」



香りの正体に気づいたことが嬉しくて、バッと顔をあげたら・・・


至近距離に相馬くんの顔があって、ビックリした・・・。



「ちぃ!!」



慌てて顔を背けたら、肩を力強く掴まれて後ろに引き寄せられてしまった。


この声は・・・