溺れ愛



家についてからは久しぶりの家族の団欒を邪魔すまいと、部屋にこもって筋トレ。



コンコン



「どうぞ」

「良平くん」



ぴょこっと顔を覗かせるちぃ。


可愛すぎるんだけど。



「ご飯出来たからみんなで食べよう!」

「呼びにきてくれてありがと、ちぃ。でもあんまり動き回っちゃダメでしょ」

「へっ?」



ちぃの体に片腕を回す。



「だ、だだだだ大丈夫だよ!?このくらいっ」

「甘やかしたいって言ったでしょ?」



にこり。


甘やかしたいのと、ちぃの恥ずかしそうな顔みたいのと両方だけどね。


また真っ赤になるちぃ。


今日だけで何回こうなったかな。



「かわいいね、ちぃ」

「はぅっっ…」



そういう反応もツボなんだけどな?



ダイニングにつくと…



「あれ、母さん」

「良平~!!久しぶり!!元気にしてた??」



母さんと父さんが並んで座ってる。



「父さんな、母さんに会えなくて寂しくて呼んじゃった☆」

「きちゃった☆」



そういうことね。


父さんと母さんも、コウさん紗絵さんに負けず劣らず仲良しだし…高木家とは親戚よりも仲良しだからね。



「って、いやいや迷惑でしょ」

「俺が呼べばって言ったんだから問題ないぞ」

「私も!ゆりあさんと久しぶりにお話したかったから嬉しいし」



コウさんと紗絵さんの助け船。

あれ?でも母さんがここにいるってことは…



「母さん、ゆうりは??どうしてるの?」

「ゆうりは椿さんのとこにお泊まりに行ってるわよ~!」

「そ。ならいいんだけど」



ゆうりは10才になる小学生4年生の俺の妹。


6歳も離れてるから一緒に過ごす時間は短いけど、かわいいんだよね。



「にぃにと父さんが家にいなくて寂しいからって桜さん、椿さん、桃さんのとこ順繰りに泊まりに行っちゃったのよね」

「父さんもゆうりに会いたい…良平、さっさと撮影終わらせような…」

「そうだね…」