溺れ愛



ちぃを横抱きにして抱き締める。


まだギプスをしてるちぃ。


ここまでどうやってきたのかな。


痛みはないかな。


出来ることなら俺が変わってあげたい。




「良平くん、本当にごめんなさい…」

「謝るのは俺だよ…。守れなくてごめん。大嫌いなんて言わせてごめん。さよなら、なんて二度と言わないから。だから、また俺のこと好きになってくれる…?」





コツン




額を合わせて懇願する。


こんなこと聞くなんてカッコ悪いかな。


だけど、ちぃのいない世界は色褪せていて。


心がどんどん冷たくなっていった。


だから、今が夢みたいなんだ。


触れられる、この距離が。


だけど、いくら触れても怖いんだ。


ちぃが好きだと言ってくれなければ不安で仕方がないよ。




「大嫌いって言った時、苦しかったです…。大好きすぎて苦しかった。全然嫌いになんてなれなかった…。良平くんのこと想わない日もなかった。良平くんのこと、嫌いになんてなれるわけないよ。大好きです、誰よりも…」




ちゅ





ちぃからのキス。


色んな気持ちを詰めこんでくれてるのが分かる。




「いっぱい、頑張ってくれてありがとう…。私も良平くんのこと守れるようになるです…!だから、愛想つかさないでいてくれる…?」





ごめん、ちぃ。


嬉しすぎて、


幸せすぎて、


我慢出来ない。




「んっ…」




思わずちぃの頭に手を添えて、ちぃを求めた。


ちぃの柔らかい唇が。


甘い声が。




「りょ、へっく…ん」




戸惑いながらも応えてくれることが、たまらなくて。


性急すぎるのは分かってるけど、離れられない。


俺ってこんなに理性効かないタイプだったかな?


いいや、違うね。


相手が紛れもない、ちぃだからだ。




「はぁっ…」




どれくらいちぃを求めたか分からないけど、ちぃを放したら顔を赤く染めて、肩で呼吸してた。