さて、これからが男の見せ所ってやつだね。
ちぃにちょっかいだしたことを全力で後悔するといいよ。
財閥嬢に喧嘩を売るなんて大勝負、絶対に負けるわけには行かないな。
コウさんに迷惑かけるわけにもいかないし。
まずは強い味方が必要だ。
ヴーヴーヴー
ポケットで携帯が震えた。
「あぁ、ナイスタイミングだね」
覗き込んだディスプレイに映る名前にニヤリ。
「もしもし。今からそっち行ってもいいかな?相談があるんだけど」
「あら、珍しいわね?もちろんいつでもいらっしゃい、良平」
「ありがとう、助かるよ」
「良平は甥だけど孫みたいなものだしね。」
「おばあちゃんになるにはまだ早いよ、桜おばさん」
「そうかしら?翔平とはずいぶん年も離れてるからかしら、息子と孫みたいにかわいいのよね~」
「はは、でも俺桜おばさん大好きだから嬉しいよ」
「来るついでに良平の昔の写真もってきてくれない?」
「え、いいけど・・」
「じゃあ、待ってるわね」
なんで?と聞く前に切られてしまった通話。
とりあえず桜おばさんのとこにいこう。
藤真由美との出会いでもあるパーティーの関係者の洗い出しが出来るかもしれないからね。
出来ることなら俺と彼女だけの問題で収めたいものの、彼女が親の権力を振りかざしているうちはどうにもならないだろう。
だったらこっちもその土俵まで這いあがる必要がある。
そのために今出来ることを模索しないとね。


