キミノトナリ






『環ちゃんの家行きたい!』



「無理です。」



『ハハッ本当に断るの早いよね〜』



「だって...」



彼氏が家に来るって知ったらママ絶対張り切っちゃうもん。



それに悠ちゃんに見られたりしたら嫌だもん。



『だって?』



「とにかくダメです!絶対ダメ!」



『えー残念だなぁ。じゃあ次はどこ行く?環ちゃん行きたいところないの?』



「うーん、特には...」



『じゃあ環ちゃんの家でいいじゃん!』



「.....も〜わかりましたよ。またいつかね。」



もう話を切りたくて適当に返事をした。



『ほんと?!やったーーー』



子どものように喜んでる海人くん。



なにがそんなに嬉しいんだか。





教室にはそろそろみんな集まり始めていたので電話を切った。