ダメだ、授業に集中しよ。 ...と思っても行動は正直なもので。 気づいたらグラウンドの悠ちゃんを見てる。 無邪気に子犬のように走り回る悠ちゃんを見てるのは楽しい。 毎日好きが募っていくのが自分でも分かるもん。 たとえ悠ちゃんが私のことを幼なじみとしか思ってなくても隣にいられるならそれでいい。 それだけで私は十分幸せだから。 ....と思ってた。この時までは。 悠ちゃんの隣にいられる日が少なくなってきているのを私はまだ知らなかった。