「えっと~特になにも・・・」 「とくに?絶対なにか隠してんやろ」 彰の顔が泉の目と鼻の先までの近さで迫ってくる。 「ですからっ特になにもありませんっ!!!!」 どーしよーっ!!!! 彰の顔が近いよっ! 「うわっこれはまた怪しいもんやな」 ヤバイ!!ヤバヤバ。 ばれちゃうよーっ!!!! 汗がタラっと落ちると同時に声が部室に響き渡った。 「やめろお前達!」 ―シーン・・・― その声を放ったのは いっ斎先輩?! 「でも王子っ」 「もうその変にしとけっ」