北斗『なぁあの先輩。』
俊介『ん?』
北斗くんが
指を指した方を見た。
その方向を見たら
その先には。
あの先輩がいた。
雛『あっ』
心『どうしたん?』
心の耳元に顔を近づけた
雛『あの先輩。』
心『あのちっちゃい先輩?』
雛『うん。』
心『あの先輩がどうしたん?』
雛『気になる…』
心『えぇっ!?』
心の驚いた声が
あまりにも大きく
7階に響いた。
もちろん。
先輩方は皆こっちを見た。
あの先輩も。
雛『ちょっ声でかい…』
心『ごめん。』
北斗『どないしたん?』
俊介『でかい声初めて聞いた。』
心『ちょっと、携帯見てて
気になってたニュースが…』
なんとも下手な嘘。
心は昔から嘘が下手
でも、心なりに精一杯
ごまかしてくれている。

