大好きな君



学校へ向かっていると、後ろからスッと
誰かが追い越していった。


香水ではないけれどすごく
いい匂いがして思わず


その後ろ姿をガン見してしまった。


その人は、とてもガタイがよくて
運動神経抜群だろうと思わせた。


後ろ姿だが
とても引き付けられてしまう。


私の学校と同じであろう
ジャージのズボンをはいていたので、


2年生なのかな?と思った。


顔を見たいが後ろ姿しかみえない。


学校につけばエレベーターに一緒に
乗れるかもと思い後ろをついていった。


だが、その人は学校へ行く途中にある
コンビニに入ってしまった。


雛『あちゃー。入っちゃった。』


小さくささやき、私は諦めて
そのまま学校へ足を進めた。