すると、真帆は 涙を拭いて笑った。 「朝まで 語っちゃうけどいい?」 「ふっ、もちろん」 それから俺たちは 本当に朝に なるんじゃないか。 ってぐらいまで語った。 時間を見ると 午前4時。 やべぇ。 すっかり成美の こと忘れてた。 「俺、家帰らないと」 「え? まだ話したいことが――…」 「わり、また 今度聞くからっ」 「そんな――…」