「ば、かぁ…!!!」 私はベッドに寝転がり、 恥ずかしさと、怒りと 悲しさが、涙となって いっきに溢れ出してくる。 「成美…っ」 声のするほうに 顔を向けると そこには、髪から水が 垂れたまま いかにも急いできた。 というような 感じで立っている 優介がいた。 「ばかっ 来ないでっっ」 近づいてくる 優介を手で追い払う。