私も同じことを言われ、

「誓います」

そう言った――…。


「それでは

指輪の交換です」


私たちは指輪を持ち

それぞれの指にはめた。


私は結婚式直前まで、

あの日貰った

指輪をはめていた。


一時も、

優介から

離れたくない。


指輪を外した時は

何故か悲しくなった。


「綺麗――…」


私は、

はめられた指輪を

見つめ、呟いた。