「安藤さーん、 安藤成美さーん」 名前を呼ばれて 診察室に入る。 「はい、 じゃあここに座って」 「はい――…」 それから、私は いろいろな検査をした。 「結果が出ました。 お連れの方にも 聞いて もらいますか?」 「あ、じゃあ――…」 そう言うと お医者さんは 夕李を呼んでくれた。 「では、 結果を言います」 ゴク…ッ 私は生唾を 飲んだ――…。