家に帰って電気を点けると
もちろん誰もいない。

岡田が側にいてくれたら、きっと玄関まで出迎えてくれるんだろうなぁ。

冷蔵庫からビールを取り出し、
椅子に座る。
スーツのジャケットも着たまま。

明日からもう岡田とは話せないかもしれない。
そう思うと頑張る気が失せる。

岡田を支えに俺は生きてきたんだな。