それから月日が経って、 風の噂で、彼が結婚したと聞いた。 相手は彼の初恋の人で、その時は叶わず、 けれど、また二人は巡り合ったのだ。 それを知った私は もしかしたら、私と過ごした時間の中も彼はずっと、 その彼女を心のどこかで、求めていたのかもしれない。 そんなことを、私はどこか他人事のように 流れる雲を見ながら、ぼんやりと思った。 *end*