ある草原に大きな大きな扉があった。そこの近くに、ある少女が立っていた。少女は言った。
「自然のものを集めましょ。自然を元気にさせましょう。自然と友達になりましょう。子供に自然のよさを教えましょう。自然と仲良くなりましょう。」
少女はそう言うと、一瞬で消えていった。
ある森の中に鷹がいた。鷹は一匹寂しく飛んでいた。少女は言った。
「あなたはどうして、一人なの?迷子?それとも人間たちの仕業?」
鷹は少女を見て目を丸くした。鷹は少女を見ていった。
「君は何者だい?僕は人間と馴れ馴れしくしたくないんだ!」
少女はこくっと頷いた。少女は手を差し出し、
「おいで」と言った。勿論鷹が着いてくるとは思わないが、試す価値はあった。鷹は言った。
「何処に連れていく気かい?」
少女は言った。
「あなたがずっと楽しく生きていける場所」
少女がそういうと前を向いて歩いて行った。
少女の後をついていくことにした鷹はあることを言った?
「ねぇ、君の名前はなんだい?」
少女は目を丸くした。突然聞かれたから困っているようだ。
「…。私は人間の世界では、曖川癒魅って言うの。自然の世界では、フラン・ベース・レトリバーって言うの。まぁ、どちらで呼んでもいいからどうだっていいけど。でも、なるべく使い分けてほしい。」
少女はそういうとニコッと笑った。
少女と会って初めての笑顔だった。とても可愛い笑顔だった。少女は少し考え事をすると鷹に言った。
「あなたの名前はなんて言うの?」
「僕は遊羽。色んな呼び方で呼んで。」
少女はニコッと笑って言った。
「じゃあ、これから、遊くんって呼ぶね。」
鷹はニコッと笑って、頷いた。