4角関係

「じゃあね〜。麗華ちゃん気をつけてね。」






私と篤は家が隣だから、一緒に帰る。








「麗華、なんかあった?」







「へ?」







「ずっと和泉と話してなかったし。喧嘩でもした?」







「…篤、私ね、和泉が好き。」







「え?」







「和泉は…心配してくれるのに…、私はひどいことしか言えなかった…。」








「麗華…。」








「篤、私、今は和泉の優しさが辛いよ…。」







その日私は、泣き顔をお母さんたちに見せるわけにもいかず、篤の家に行った。







「あ、お母さん?今日篤の家に泊まるね。うん。うん。じゃあね。」









「落ち着いたか?」







篤は優しく背中をぽんぽんと叩いてくれた。







「ごめんね、篤。急にこんなこと言われても困るよね。」







「いや、大丈夫だよ。麗華、お前は和泉とどうなりたい?」






「どうって…」







「付き合いたい?」







「前は…、和泉の幸せを応援しなきゃって思ってた…。だけど、全部無理だった…。私が、和泉と幸せになりたいよ…。」







「そうか。なら、頑張るしかなくね?」







篤は私のおでこにデコピンをした。