4角関係

「私ね、ちゃんと和泉のこと見てた。」








和泉はずっと、まゆちゃんを見てた。
悔しいくらいに。






こっち見てよ。
私だったらあなたの理想になれるのに。







何度思っても、叶わなかった。









「…和泉はずっとまゆちゃんのこと好きだったよ。」








「麗華ちゃん…」








「なんで、わたし達、うまく恋できないんだろうね。」







「へ?」








「私は、篤に恋をしていれば…、篤を悲しませずに済んだのに。」







「麗華それは違…」








「…昔からね、篤の笑顔、大好きだったんだぁ。優しくて暖かくて。」








「…どうして好きにならなかったの?」








「そんなの昔の自分に聞きたいよ。篤は、すっごくいい人なのに…。」








「…麗華ちゃんはずるいよ。篤くんに好かれて。」








「…まゆちゃんだって…!和泉に好かれてるじゃん!和泉の心を私に…ちょうだいよ…。」








「…。」








「…ストップ。とりあえず今日は解散ね。また今度話そう。麗華も限界みたいだし。一人一人頭冷やそう。」









篤の言葉で、みんな解散した。
私は篤の部屋で動けないまま、ボーっとしてた。