4角関係

「麗華…。」







「篤、私ね、和泉の前では泣かなかったよ。」








「…うん。」







「…でも、篤見たら泣いちゃった。」








「そっか。」







「私、篤の気持ちに気づけなくてごめんね。」







「麗華は悪くないよ。」








わたし達はゆっくりと家に向かって歩き出した。

その途中にまゆちゃんと和泉を見つけた。







「…上手くいくといいなぁ。」







「だな。」








「…私ね、みんなのこと大好き。大好きなのに、傷つけちゃったかな。」







「…。」







「…私が和泉を好きにならなかったら…」







「麗華。」







篤は立ち止まって、私の方を向いた。







「…麗華、頼むから、俺の好きな奴を責めないでくれ。」







「…篤。」







「…俺は、明るい麗華が好きだよ。どんな麗華も好きだ。だけど、自分の事責めてる麗華は嫌いだ。」








「…。」







「だから、笑え。」







そう言って篤はわたしのほっぺをつねってきた。







「ちょ、篤!」







「ははっ!笑え〜!」








私はきっと篤がいなかったら、
立ち直れていなかった。