4角関係

次の日、朝学校に行くと、
なぜか和泉は来てなかった。






「和泉は?竹ちゃん。」








「今日は風邪で休むって連絡があったぞ。」








「え!ちょ、竹ちゃん。私今日早退する!」








私は篤にもまゆちゃんにも言わないで、学校を出た。








和泉の家に向かう途中に、篤に電話して、事情を説明した。








考えなしに飛び出してきたけど…、和泉嫌がんないかな…。








インターホンを恐る恐る押す。








「…はい。」







「あ、和泉…?私、麗華だけど。」








「…入って。」








和泉は部屋で寝ていた。
すごく暑そう。








「あの、和泉。昨日のことなんだけど…」








「…なに?」








「和泉には、言えないとか言ってごめんね…?そういう意味じゃなくて…、その、」









「分かってるよ。…麗華が無条件に人を傷つけるやつとは思ってないから。」








「…うん。ごめんね…。」








「ところでお前学校は?」









「早退してきた!」









そのあと、和泉といろんなこと話して、気づけば4時になっていた。








「え、ごめん!和泉風邪引いてるのに。」








「大丈夫だって。」








「でも…」








「麗華は優しいな…。」








そういって和泉がわたしの頭を撫でた時、私の中で何かがはじけた。








「…和泉に聞いてほしいことある。」








「…ん?」








「たくさんたくさんあるの…!」








「…どうした?」








「だけど今の私じゃ言えないから…。話せるまで待ってて?」








「…ん、分かった。」








私は、和泉に告白する。
もちろん振られるのは分かってる。



だけど、伝えるって決めたんだ。
今の私にはその決意はないけど、自分を磨いて言えるようになるんだ。