サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)


その態度すらって……どういうこと?

「美守……」

名を呼ぶと美守は、ビクッと肩を震わせて

「さ、咲良ちゃんごめん。
私……やっぱり皆を騙すことなんて
やりたくないよ!!」

そう泣きながら訴えてきた。

えっ……?騙す?

「私……咲良ちゃんに言われたの。
私が嫌な女を演じて……。
咲良ちゃんが内気でか弱い女の子を演じれば
絶対に睦月君が振り向くって。
だから、脅されて……でもまさか
画ビョウを入れられるなんて思わなかった。
だから我慢して……やりたくなかったけど
私には、咲良ちゃんしか友達が居ないから…」

ポロポロと泣きながら必死に訴えてくる美守。

美守……?

すると他の女子生徒達が

「松井さん。松井さんが悪くないのだから
泣く必要なんかないよ……。
悪いのは、あの女なんだから」

「藤崎君に近付くために普通友達まで利用する?
最低。よくそんな投稿しておいて
平気な顔して学校に来れるよねぇ~信じられない」

周りは、白い目で私を見る。

皆、美守の言葉を信じて
私を信じようとしなかった。

「………違う。そんなこと……していない」

言葉に出して否定した。
でも、周りの冷たい雰囲気で
誰も信じようとしない。

身体が硬直して頭が真っ白になった。

私……私は……。

「ちょっと、あんた達。
さっきから黙って聞いていれば
勝手な事ばかり言って冗談じゃないわよ!?
咲良がそんな卑劣なことする訳ないじゃない。
大体美守。あんたでしょーが!?
それをやった犯人は」

舞香が私を庇うように言ってくれた。