見るとスラッとしたスタイルのいい綺麗な子だった。
髪は、明るい茶髪のセミロングぐらいで
目が大きく色白。
メイクもバッチリしていて
モテ女子と表現をするのなら
こんな子の事を言うのだろう。
「は、はい。舞香は、
私の幼馴染みなんです」
しかし、何でそんな子が
私に話しかけてくれるのだろうか?
「そうなんだ。
あ、私…松井美守(まつい みもり)っていうの。
あなたと同じB組よ!よろしくね」
ニコッと笑顔で自己紹介してくれた。
「わ、私は、三浦咲良です。
こ、こちらこそよろしくお願いし…します」
噛み噛みになりながらも
一生懸命自己紹介した。
「フフッ…可愛い。
私もクラスの子と仲良くなるタイミングを
逃しちゃったみたいでぼっちなんだよね。
良かったら仲良くしてくれると
嬉しいのだけど…迷惑かしら?」
そう言ってくれた。
えぇっ!?
わ、私に友達になりたいって
言ってくれる子が現れた。
夢のような話だわ。嬉しい。
「も、もちろんです!
こちらこそ、よろしくお願いします」
「本当!?嬉しい…私のこと美守って呼んで
私も咲良と呼ぶから。あとタメ口でいいわよ」
ニコニコしながらそう言ってくれた。
こ、こんなお洒落な美少女が
私の友達になってくれるなんて
感動する。
これで、クラスに馴染む事が出来るわ。
一緒に歩きながらクラスに戻ることにした。
廊下を歩いていると美守が
「それよりさーウチのクラスってラッキーじゃない?
さっき見たイケメンが居るんだもん」
「うん。私も同じ事を思った」



