あ、顔写真には、猫の写真だ!
可愛い白猫…ペットかしら?
そうだ…返事、返事。
何て書いた方がいいのだろう?
初LINEだし…無難にした方がいいのかな。
すると先生が来てしまった。
私は、慌てて送ると
スマホをカバンの中に入れ込んだ。
送った内容は……。
『LINEありがとうございます。
内緒にします!!
顔写真の猫可愛いですね』
何とも可愛さもないし
面白みもない内容だろうか。
慌ててたとはいえ……授業を受けながら後悔しても
もう遅い。
その後の授業も無事に終り放課後になる。
チラッと睦月君の方を見ると帰る準備をしていた。
すると金本君と佐藤君が
「睦月~一緒に帰ろうぜ。
今日ってバイトだよな?お前」
そう聞いていた。
睦月君は、立ち上がるとコクりと頷いた。
バイトなんだ……。
モデルのバイトを始めたと言っていたっけ
もし発売したら買いたいな。
そう思って見ていたら
睦月君と一瞬目が合った。
ハッ!!
慌てて目線を逸らした。
見ていたのがバレちゃう……恥ずかしい。
「咲良どうしたの?私達も帰ろうよ」
「う、うん。」
美守に言われ慌てて返事する。
カバンを持ち帰ろうとすると美守は、睦月君達に
「睦月君、金本君も一緒に帰りませんか~?」
そう言ってきた。
えっ!?ちょっと、美守!?



