サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)


「そんなに慌てて食べなくてもまだ
たくさんありますよ」

クスクスと笑いながら水筒からお茶を注いだ。

睦月君は、サンドイッチを食わえたまま
スマホをいじりだした。

そして私を見せてきた。

『今日は、お弁当作って持って来なくて良かった。
拓馬に言われたんだ。
どちらかが作って来るかもしれないから
持ってくるなって』

そうだったんだ!?

金本君の心遣いに感謝する。
被ったら食べきれないものね。

あっという間に睦月君は、サンドイッチを
全部食べてしまった。

よほどお腹空いていたのね。
空っぽになった入れ物を見ると嬉しくなる。

『美味しかった。
また、作って来てね?お弁当』

そう文章で書いてくれた。

「はい。」

また作ってくれと言われちゃった。

嬉しい。

入れ物を片付けた後、スマホをチェックする。
金本君からLINEが来ていた。

『睦月から聞いたけど、足大丈夫か?
一緒に居るからいいと思うけど睦月に頼れよ?』

そう書いてあった。

金本君……。

彼の気遣いも確かなもので嬉しかった。
心配してくれて申し訳ない。

「あの……そろそろ戻った方がいいのでは?」

茉莉華ちゃんも心配しているだろう。

いや、怒ってそうだけど…。

しかし睦月君は、首を横に振るう。

えっ!?嫌なの!!