「あの……すみません。
ご迷惑をかけた上に手当てまで……」
しゅんと落ち込みながら謝った。
情けなくて……また涙が出そうだ。
すると睦月君は、スマホを取り出し打つと
私に見せてきた。
私は、受け取り見てみる。
『大丈夫。女の子は、少しドジなぐらいが
可愛いんじゃない?
それよりもせっかだし
2人で抜け出しちゃおうか?』
驚く事が書いてあった。
ふ……2人で抜け出す!!?
すると睦月君は、私の背後に回り
車椅子をどんどん押して歩き出した。
「あの……金本君と茉莉華ちゃんは、
いいのでしょうか?」
今頃、心配しているか怒っているのでは?
「…………。」
しかし睦月君は、無言のまま何も話さない。
えっと……この場合どうしたらいいのだろうか?
無理やり話させる訳にも停める事も出来ずに
連れて行かれる。
向かった先は、ペンギン水族館。
中に入って行くとここは、
本物のペンギンがたくさん飼育されている。
それ以外にも魚なども泳いでいた。
「うわぁ~相変わらず綺麗……」
大きな水槽などには、たくさんの魚が泳いでいて
綺麗だった。
小さい頃は、家族で何度か来た事があるけど
いつ来ても感動してしまう。



