サイレント王子と秘密の恋。(修正済み)


睦月君を庇った金本君。
友達思いなんだって思った。

授業は、そのまま続行される。

しかし彼らの才能は、その後の体育で知る事になる。
体育は、男女に分かれてバスケをする事になった。

すると金本君は、凄い速さで
ボールを操り敵チームを抜いて行く。

凄い…スポーツ全般が得意って本当だった。

なら、睦月君は……?

自分のバスケは、そこそこに睦月君を捜した。
すると敵チームに囲まれた金本君が、

「睦月!!」

パッと横も見ずに睦月君にパスを渡してきた。

えっ?見ていないのに。

睦月君は、ボールを受けとると
止まらない速さでゴールに向かって行く。

そして、長身を生かし
そのままダンクシュートを決めた!

「ま、マジかよ!?
あの……速さってバケモノかよ!?あいつら」

「おいおい。ダンクなんて冗談じゃねぇ…」

男子生徒達は、驚きを隠せなかった。

それからも睦月君と金本君は、
お互いにパスを受け取り合い
ゴールを決めて行く。

凄い。圧勝でゲームに勝ってしまった。

ゴールを決めて行くたびに
2人は、拳をぶつけ合う。

2人を見ていると仲がいいだけではなくて
お互いに信頼しているのが分かる。

息もピッタリだった。

「おい、こら。
お前ら少しは、手加減しろよ」

「アハハッ…悪い悪い。佐藤
でも、手加減なんて出来ないぞ。
やるからには、本気だ!」

そう言って笑い合っていた。