「美守みたいな女は、信用が出来ないから
反対するけど
茉莉華って子は、口が悪いだけで
大丈夫だと思うのよね。
それにあんたが自分から友達になりたいと
思えるなら私は、応援するわよ?」
舞香は、そう言ってくれた。
「舞香……」
嬉しくなる。
舞香のお墨付きをもらった。
頑張って話しかけてみようかな。
昔の自分なら恥ずかしくて出来なかったけど
今なら出来そうな気がする。
翌日。
学校で体育があった。
男女は、別れてやるのだが
そうなると私は、ペア組む人がいない。
よ、よし。
茉莉華さんに一緒にペアを組まないか
誘ってみよう。
頑張れ……私!!
丁度、茉莉華さんも組む相手が居ないみたいだし
勇気を出して近付いてみた。
「あの……竜ヶ崎さん」
「何ですの?」
「私も一緒に組む相手が居なくて
その……良かったら
一緒にペアを組みませんか?」
モジモジしながら誘ってみた。
何とか言えた……。



