「いいのか?手伝おうか?」

「これぐらい大丈夫です」

少しは、2人にお礼をしたいし

「そうか。なら俺は、烏龍茶で
睦月君は、何がいいんだ?
オレンジジュースか?」

金本君が聞くとコクり頷く睦月君。

「あ、はい。分かりました」

私は、返事をすると自販機に向かった。

金本君は、睦月君の好みも把握してるから凄いな。
さすが幼馴染みなだけはある。

自販機で烏龍茶とオレンジジュース
そして私は、お茶を購入する。

持って行こうとすると2人は、
背が高いので遠くから見ても
かなり目立っていた。

そうしたら
他の女子高生達の話し声が聞こえてきた。

「ねぇ、あそこに並んでいる背の高い2人組。
かなりイケメンじゃない?」

「本当だ。特に銀髪の方。
美形だよねぇーモデルか何かかな?」

すっかり注目を浴びていた。

無理もない。
睦月君は、言わずと知れた美形だし
金本君も睦月君に並ぶと劣るものの世間では
イケメンの分類だ。

あ、劣るって…かなり失礼よね。

私……もしかしなくてもかなり凄い2人と
パンケーキを食べようとしてるのかもしれない。

それこそ身の程を知れとか言われそうだ。

ついマイナス思考に考えてしまった。

い、いけない。

自分は、変わらなくちゃあ……そんなの
前から知っていたじゃない。

私は、2人の所に飲み物を持って行く。