舞香が2人の女の子を連れて来た。
1人は、背が高くショートカットの女の子で
もう1人は、ツィンテールの女の子だった。
「この子達、クラスの友達なんだけど
前から咲良の話をしていたら
今日会ってみたいと言ってきてさ。
もちろん私が見極めているから
安心して大丈夫だから」
舞香がそう言ってきた。
わ、私に会ってみたいと言ってくれたんだ!?
舞香の友達が……。
思わず感動してしまう。
するとショートの子が
「私は、上野菜緒。
舞香からよく咲良ちゃんの事を聞かされて
どんな子が会ってみたくなったの。」
自己紹介してくれた。
うわぁ~何だか大人っぽい感じの子だな。
スタイルいいし……。
「私は、北山里美。
このメンバーの事は、色々聞いているけど
私は、目で見たことしか信じない主義なの。
だから逆に興味を持っちゃって。
咲良ちゃんと話をしてみたくなって来ちゃった」
明るい口調で話しかけてくれる
ツインテールの女の子。
えぇっ!?
話をしてみたいだなんて……そんな。
「こ、こちらこそよろしくお願いします。
み、三浦しゃくらです。あっ……」
ま、また自分の名を噛んじゃった!?
恥ずかしさと緊張で身体中が熱くなってきた。
「フフッ……確かに舞香の言った通り
面白くて可愛らしいわね」
「アハハッ噛んでるしー」
2人に笑われてしまった。



