手に負えない系女子



「怜様、おかえりですか?」


「もしよければ、門までご一緒させていただけませんか?」



「とても嬉しいのだけれど、生徒会の仕事が残っているの」


「そうですよね、怜様忙しいですものね」


「それでわお先に失礼します」


「ごきげんよう」


2人の女の子と話し終えて
生徒会室へ向かう


その間に、繰り返されるごきげんようの嵐
まるでごきげんよう人間じゃないか!


このまま、ごきげんようだけしか言えなくなったらどうしよう


それだけはいやだああああ。


「ちょっと意識飛ばすなよ」


あっやばトリップしてた
国内までのつもりが世界一周してたじゃない



「なぁ、聞いてる?」


「は、はい!なんでしょう」


「俺だよ。今日はいつにもましてぶっ飛んでんな」


「な、なんだ俊樹かー、びっくりさせないでよ」


宇都宮 俊樹、生徒会副会長
そして私が唯一素で話せる相手、そして幼馴染だ。


ちなみに私は生徒会長だったりする


ほんと推薦は勘弁して欲しい
みんな私の事嫌いなのかって思ったしね。


いじめが始まるかとおもって、
期待して上履きの中確認した自分殴りたい



「いい加減はやく入れ」


「ウィッス」