手に負えない系女子




「その生徒会から昨日直々に、指名を受けたんだ」


SSクラスを、と
そう尊が言った。


思い出したのは、昨日の2人



嫌な予感がする
不幸にも、私の勘はそうそう外れない



「生徒会のメンバー、もしかして黒王?」


当たらないといい
間違いであればいい



「よくわかったな。大正解だ」



正解してしまった、
最悪だ。


私が落胆していると
部屋に誰かのノック音が聞こえた



「失礼します」




きっと、彼は分かっていたんだ。



私がここに来ることを




「昨日ぶりだね、怜ちゃん」