怜side
「俊樹、今度の交換授業のクラス決まった?」
「あぁ、それがまだ決まらないらしい」
へぇー、決まってないのか
今回も大変だろうなぁ
「って、はぁ!?まだ決まってないの?来週じゃんか」
「そーだけど、遅くね?え、何時差?」
「それより、桐生の生徒が鈴蘭に入ってきてる」
だから、何だっていうのよ。
「いや、そんなことより」
交換授業の話の方が大切だ。
「それが、そんなことじゃないんだよ」
俊樹の顔がいつになく真剣だ
いつもは桐生の生徒が入ってきても、大きな問題にはならない
鈴蘭の生徒からの苦情を
手際のいい俊樹がいつも対処していたから
「桐生の生徒が入ってきても校則上問題ないはずだよね?」
「あー、校則のことは頭に入ってんのなさすが、模試1位のてんさーい」
ふざけた態度から、一変。俊樹の表情が変わる。
「.....あいつらなんだよ」
なるべく、やっかいごとじゃないといい
そんな私の願いは、叶うはずもなく。
「....黒王」
ーコクオウー
桐生高校の支配者、全国でも名の知れた暴走族
「っていっても怜は知らないか」
「知ってるよ?」
知らないわけがない、
ここの地域を任されているのは私だから
「.....あぁ、そうか。ここの地域のこと知らないはずないか」
俊樹は私が椎名組の若頭だということを知っている数少ない中の1人だ。
「それに噂でよく聞くからね。美形ぞろいで有名、まぁ顔は見たことないんだけどね」
顔が良いだけで、
学校のトップになれるなんてこの世も簡単に出来てるねー。
「俊樹、今度の交換授業のクラス決まった?」
「あぁ、それがまだ決まらないらしい」
へぇー、決まってないのか
今回も大変だろうなぁ
「って、はぁ!?まだ決まってないの?来週じゃんか」
「そーだけど、遅くね?え、何時差?」
「それより、桐生の生徒が鈴蘭に入ってきてる」
だから、何だっていうのよ。
「いや、そんなことより」
交換授業の話の方が大切だ。
「それが、そんなことじゃないんだよ」
俊樹の顔がいつになく真剣だ
いつもは桐生の生徒が入ってきても、大きな問題にはならない
鈴蘭の生徒からの苦情を
手際のいい俊樹がいつも対処していたから
「桐生の生徒が入ってきても校則上問題ないはずだよね?」
「あー、校則のことは頭に入ってんのなさすが、模試1位のてんさーい」
ふざけた態度から、一変。俊樹の表情が変わる。
「.....あいつらなんだよ」
なるべく、やっかいごとじゃないといい
そんな私の願いは、叶うはずもなく。
「....黒王」
ーコクオウー
桐生高校の支配者、全国でも名の知れた暴走族
「っていっても怜は知らないか」
「知ってるよ?」
知らないわけがない、
ここの地域を任されているのは私だから
「.....あぁ、そうか。ここの地域のこと知らないはずないか」
俊樹は私が椎名組の若頭だということを知っている数少ない中の1人だ。
「それに噂でよく聞くからね。美形ぞろいで有名、まぁ顔は見たことないんだけどね」
顔が良いだけで、
学校のトップになれるなんてこの世も簡単に出来てるねー。

