「っんだよ〜…ヤキモチか!?」
「はっ!?焼き餅?」
「ちげーっよ。
俺と美紗の関係を妬いてんのか!
って聞いてんだよ」
あ〜なるほど!
焼いた餅じゃなくて、ヤキモチなっ。
ポンッ、と手を叩き納得した。
「…………!!!」
「顔真っ赤!
春はいいな〜」
言葉の意味を納得したのと同時に、
顔が赤くなっていく。
それを馬鹿にするように、耳元で祐はぼやく。
「え〜…何の話してんの!」
「何でもないですからっ」
顔を真っ赤にしながら叫ぶと、
みんなは大きな声で笑った。
一ブーッブーッ
「あっ!!!」
微かに聞こえるバイブと、聞き覚えのある歌が流れると、
金井はまた顔を少し青くして、鞄から携帯を取った。
「…金井?」
「……ごめっ…!何でもない」
携帯をパチン、と閉めると、
苦しそうに笑う。
「もしかして、何かあった?
帰ったほうがいいんじゃないのか?」
「あっ…でも、何も出来ないならいないほうがいいから…」
そう言って、金井は無理矢理笑顔を作る。

