「な〜律って美紗に告んないのか?」
「はっなにいっ!!」
俺の顔はみるみるうちに赤くなるのが分かる。
珍しく放課後一緒に帰るから何かと思ったら、
それを聞くために、彼女との約束を断ったらしい。
まったく迷惑な話だ。
告るも何も、俺と金井はまだ、ちゃんと会話をしたことがないんだから、普通に考えて無理だろ?
それを祐ときたら…
人事だと思って…。
俺は、祐にも聞こえるように、大きくため息をついた。
そんな俺を見て、祐は苦笑している。
「じゃあ、今度美紗と遊ぼうぜ!?」
「やだよ。お前等の中になんか、入りたくないから」
「はっ何でだよ?
ってか、俺の彼女も連れてくから」
そう言った祐は、なんだか自慢げだったから、
祐の顔に、軽くデコピンをした。

