8月の雪




美紗とは、中一から同じクラスだったけど、
美人で近寄りがたく、
クラスでは孤立していて、話したことがなかった。


ただその、同い年とは思えないほどの容姿が、美紗の存在感をしめしていた。



その容姿故に、憧れている男子はたくさんいた。





俺も、その中の一人に入っていた。






「えっ!?律、美紗のことが好きなのかよ〜!」

「……うん?」

「まぢかよ〜!
早く言えよ、俺あいつと幼なじみなんだよ」


まぢかよ!


祐は、同じ陸上部で、気が合うから仲がよかった。

だから、自然と美紗との仲を、とりもってもらうことになった。


「じゃあさ…確かあいつ、図書委員になるって言ってたから、
お前、委員会入れよ!」


同じクラス、同じ委員会。

祐の協力あって、
俺は少しずつ、美紗と話せるようになった。