8月の雪



「ってか、今の言葉お前らしくないな?」

「るせっー」


照れた顔を隠しながら、
律の隣に寝転んだ。

そうやって見える空は、
暑さなんか吹き飛ばすほどの、澄み渡った青さ。


「…もう一度、考え直せよ
お前等なら、なるようになるよ…」

「……あぁ…サンキュ…」


少しの間瞳を閉じていると、
何でだか急に、彼女の顔が浮かんだ。


「…………」


どうしよう…

いきなり行ったら変に思うかな!?

…ってか、こんなことで悩むなんて、
俺らしくねぇ〜


「どうした?なんかお前変だぞ!?」

「やっ…っんでもない…」

心配する律を適当にごまかしながら、
自分の中にあるモヤモヤした感情を、必死に消していた。


一ブッーブッー


「…祐、さっきから携帯鳴ってる」

「あっ!ちょっと悪い…」


鞄をさして俺に知らせる律に、携帯を持ってない手を顔の前に持ってきながら、
急いでディスプレイを見た。





















「えっ………!!」

















そこに出た名前を見た瞬間、
心臓が止まるかと思った。


「祐?出ないのか!?」


動揺を隠せない俺は、
律の言葉は耳に入らないまま流れた。